おひとりちょばあひとり言

今までのいろいろと、日々のいろいろやら書いてます。

大切なものは・・・

おはようございます。


今日はTVを見ていて、以前働いていた職場での一コマを思い出したので綴ってみようと思います。


「スシローが30年ぶりに値上げ」
原油高や円高で飲食の大手企業が軒並み値上げをするとのニュースを見ていました。
その中で、お客様の意見として
『月2行ってるのに厳しい』や、
『家族で言ったら1000円は負担上がるのが困る』
が上がっていました。


以前の職場で、自店の売上が低迷しているなか、売上を上げる為に


「毎月1回の来店を目指す」


とよく言われました。
働いていていうのも何ですが、ファミリー向けと言う割に少し高めのお値段で、肉食系であった自店です。
自分でも家族を連れて食事に行くことは月どころか年でも数回でした。


スシローのような、単価が低めでも月1~2回なのに、毎月は到底無理でしょ。
と、当時から思っていました。
自店ももちろん全国展開していて、価格は全国共通。
収入格差など考えたら、「安くてうまい」店を好むのは当然と感じます。


それでも、会社にはもっと集客を!と言われ続けました。
売上を上げる為には当然と言えばそうなのですが・・・


10年前食べ盛りだった人たちも10年経てば、食も細くなるか、嗜好も変ります。
そのとき子供だった人が、食べ盛りになって・・という思惑も今では通用しません。
なぜなら、今時の子供達や若者達はそこまで食べない。からです。
もちろん、年に数度ならあるでしょうが毎月はないでしょう。


月に何度も来店する人は、そのとき使えるクーポンを駆使していかに安く食べられるか。
を求める人です。
その場合単価が下がるので、あまり売上には好ましくないと感じます。
そういうお客様がこの先定価で飲食される可能性は低いのです。


お盆や年末年始のような繁忙期に帰省して、親達と一緒に6~8名の家族団体での来店でもなければなかなか難しいところでした。(支払いは親持ち)
なのに、その繁忙期には人手がかなり少ない。
というか、いないという状況でした。


なぜなら、社員が自分一人だからです。
後はすべて学生のバイト。
この子達は、当然帰省。するのです。
採用の時に、出るって言ったよね?


コロナ過でも、県外の親が帰ってこいと言ってきます。
本人は帰りたくないけど、親が言うので・・(本当の所解りませんが・・)
それを出ろとは言えない状況でした。


メニューの意見やシステムの改変などは、ほぼ通りません。
下っ端はやれと言われてやれなければ、なぜ出来ないのかを詰められるだけ。
そんなん、今回のメニューの内容がダメダメだからやないん?
半年に1回はランチが代わり、年に1回は全メニューの更新(それも年度末でマジしんどかった)。
オーダーのシステムもころころ変る。
3ヶ月ごとにフェアメニューが始まる。
前もっての研修も、内容の共有もほぼ1週間前。
メニューの現物なんて当日の朝届いたこともあります。


これを、自分一人で把握して、バイトに伝達し、通常業務をこなし、事務作業もする。
まじしんどかったぁ・・・


おっと、途中から、愚痴になってしまった。


コロナになって、世の中の状況と環境がかなり変ってしまいました。
飲食だけでなく今働いている職場も同様、その流れに少なくとも乗っていかなければ生き残ることは難しい。
閉店も、先行投資的な閉店と言うこともあると思います。
テイクアウト専門店を作るとかだめだったのかな。


ただの、営業赤字を減らすためだったら、そこまでの会社か。


って感じですね。


再就職して、外から見てるからこそ見えるあの時の状況とかもあると今は感じています。


日本の飲食の店長さん。
休み無く働いていると思いますが、


命と体。心も大切に。。。。。